歯科矯正の続きです。
前回はこちら。
親知らずとの激闘後、晴れて矯正開始となりました。
まだこの時点ではガッタガタのガッチャガチャ。おまけに歯が抜けている。
これをどうやって綺麗に……?何か魔法を使わないと無理じゃない……?
と怯えたりしていましたが、使いました、魔法。
魔法(物理)。
インプラントアンカーというものをご存知でしょうか。
インプラントアンカーとは、インプラント治療をする方が埋め込むアンカーというか釘?ネジ?みたいなものです。要は固定する感じのものです。
これが魔法(物理)でした。
まず歯茎から歯の根っこにかけて穴を開ける。
ドガガガガガと穴を開ける。
文面で恐怖。大丈夫、実際も怖くてビビって冷や汗ダラダラだった。
当然麻酔は効いているものの、振動はやはり伝わるんですよ。
そんなに大きな穴じゃないし、アンカーを抜いたら歯茎の方は塞がるそうで。
ただアンカーを付けた最初はめっちゃ痛い。
この世を恨むほど痛かった。恨んだ。
でも馴染んでくると気にならなくなるものです。
人体って不思議だね。
これをどう使うかって、矯正器具を付けた歯とこのアンカーに歯科用の輪ゴムのようなものを引っ掛けて引っ張るんです。
アンカーは固定されているので(だって歯茎に穴開けたし)、動かしたい歯の方を引っ張っていきます。
そんなにすぐは動きませんし最初は軽く痛いです。
あと、食事の時に毎回外さなきゃいけないのが面倒だったかな。
最初は輪ゴムを引っ掛けるのにも悪戦苦闘しましたがだんだん慣れて一瞬で付けられるように。
先生に見てもらいながら輪ゴム太さや大きさを変えていきました。
すると何ということでしょう。
あんなにガッチャガチャだった歯並びが比較的マシになっているではありませんか。
匠の粋な心遣いにより重なり合っていた歯が綺麗に整列しました。
これには感動です。お父さんも喜んでいることでしょう。
このネタわかる人何人いるかな……………………
でもここからがまた長かった。
整列したもののまだガッタガタなんです。
それからというものの毎回ワイヤーの調節や太さの変更をしていきました。年単位ですね。
根気のいる作業です。
何回も「先生もうこんな感じでいいです」って言いそうになりました。
先生完璧主義なのかな……
やっと先生のOKが出て、歯型を取ってリテーナー作成へ。
歯型を取る作業もなかなか大変でした。
何故か綺麗に外れない。
そして奥まで樹脂をはめるのでオエッてする。
そうして微調整してリテーナー完成!てっててーん!
後は毎日リテーナーを付けつつリテーナーのメンテナンスをする日々です。
相変わらず食事の時には外しますが。
矯正器具を付けている時に困った事は、食べ物が器具の上に乗る事ですかね。
パスタとか器具の上に乗る。麺類はとにかく乗る。
野菜は絡む。そして挟まる。
人前で食事をする時はなかなか難しかったです。
個包装の楊枝を持ち歩いていました。
楊枝の有難みをこれ以上ないほど感じた日々でした。
ありがとう爪楊枝。
歯科矯正いいですよ。
なにより、少し自分に自信が持てます。
ずっとコンプレックスだったものが解消されるので。
皆さん私よりマシだと思うのでもっと楽に矯正できるんじゃないかな。
ただ保険適応外な事がほとんどなので費用はそれなりに掛かります。
これは仕方ないです。
でも私はやって良かったと思っています。
なにせ、笑えるようになったんですから。
お読み下さりありがとうございました。
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